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新里聡 の「人生、気づきと学びの散歩道」

今日の一日が、元気で、平安に満ちた心軽やかな日になりますように!


by up-lift

喜びを持って生きていますか?

最近、ものすごく強烈なインパクトで心に問いかけられている言葉があります。

それは、

「喜びを持って生きていますか?」

ということです。


自分がしていることが惰性や過去に積み上げてきた習慣の産物なのか、それとも心に喜びを感じながらしていることなのか。そんなことが寄せ返す波のように心に押し寄せてくる。そんな感じがするのです。

きっと、年齢的にも転換期を迎えているというか、ステップアップ(自分なりの生き方として)をしてもっと本来の自分を伸びやかに活かして生きていく時期に来たのだと思います。それに、心底ワクワクした気持ちで物事に取り組みつつ、一人でも多くの人の幸せの役に立ちたい。そういう思いが、いままで以上に強くなっているのだと思います。

ただ、若いときと違うのは、そういう自分の望みというか思いを実現するために、なにか大きなことをしようとか、成し遂げようとか、そういう気持ちに少しもなれないということです。一人でも多くの人の幸せの役に立ちたいというのも、今は周囲の大切な人たちや出会った人たちのことで、誰もかれもの役に立つような大きな生き方をしていこうとは思わないのです。

私の生き方の癖の一つは、すぐに何でも大きく考えてしまうということ。例えば、平和について考えると、すぐに地球規模での活動展開を真っ先に考えてしまい、結局は「どうせ無理」だと何もせずに終わってしまう。一事が万事そういうことを繰り返してきたわりに、いろいろと実現出来たのは、数打ちゃあたる的な行動力で物事に取り組んできたからかも知れません。

が、これからはもっと自分の心の喜び、つまり本当に自分の心の中に穏やかだけれど熱い何かが感じられる、そういうものに真剣に向き合っていこうと思います。

仕事についても、お金や名誉はときにとても大切なものですが、それらを中心に考えるのではなく、まずは心の中にどれだけ響くものがあるかを大切にして、実践していくプロセスと結果がどれだけ情熱を傾けられるものでどれだけ人の幸せや自分の喜びにつながるものであるかを中心にして取り組んでいきたいと改めて強く思います。

以前、アラン・コーエンさんの著書(「願う力」で人生は変えられる)の中に、

Enthusiasm情熱とは、ギリシャ語のENTHEOS(神の中に)という言葉が語源であり、人が情熱を持って取り組んでいるときは、まさにその神、神聖なるものとつながっているのだと書いてありました。

(実践リーダーシップ「リーダーは君だ!」)の中で、私が最初に書いたのも、「人が真剣に取り組もうと決めた瞬間、神の意志も動き出す」という言葉でした。

私の友人たちも、今、いろいろと迷いながらも、確実に自分の歩む道に勇気を持って踏み出しています。人間関係に悩んだり、予想外の出来事に驚いたりすることもあるようですが、自分で選んだ道をしっかりと歩み始めてからの彼らの目には以前とは違う確かな輝きがあるように思います。

それは、自分の人生を自分の中に在る素直な思いに従って生きようと決意して生き始めたという自信から来るのかも知れません。また、人生に対する肯定的な信頼が彼らの中に芽生えているのかも知れません。

前述の同著の中で、アランさんは、こうも述べています。

彼らは、私のエージェントが神だということを知らないのです。

普通に考えると出来ないようなことが、のんびり穏やかに天に任せて生きているアランさんには出来てしまう。そんな彼の生き方に、「奇跡的な出来事なんか起こらない」と否定する人に対して言った彼の言葉です。

精神世界の考え方については、私もよくは分かりませんが、確かに天を信頼して伸びやかに生きるときにその人の望みや思いが叶えられていくようなそんな気はします。

今までの自分の人生を考えても、自分の情熱や望みの波長と天というかアランさんが言うところの神聖なるものとがピタリとつながったときというのは、自分の考え方や行動が全くの自然体でリラックス出来、かつ最高のパフォマンスが出来る。まさにフロー状態になることが度々ありました。

それに、必要なものは必要なときに必要なだけ与えられるという不思議な確信が、自分自身の信仰にも似た心の状態を創り出し、平安で満たされるのです。

なんだか、宗教っぽくなってきましたね。
でも、それは事実だと私は思っています。

アラン・コーエンさんの著書をはじめて読んだときもそうでした。

あ、この人には必ず会える。この人とは必ず親しくなれる。

東京へ向かう飛行機の中で、何とも言えない熱い思いが湧き上がってきて、まだ会ってもいないのに会ったかのような気持ちでワクワクして元気になりました。

そして、それからしばらくして、それは現実のものになりました。親しく語りたくさんのことを見て聴いて学ばせて頂きました。彼の自然体で、穏やかで、まったくかざるところも構えるところも無い生き方にとても感動しました。

自分の心の道を歩んでいる人は、こういうふうに伸びやかで穏やかに生きているものなのか。仕事が遊びのような遊びが仕事のような、それでいて、実施していることがしっかりと人にも喜んでもらえ、その結果としてそれが収入にもつながる。まさに神がエージェント。そんな感じがしました。

先述の彼の同著に、

「もっと何かがあるにちがいない」と感じるときには、本当に何かがあるのです。

運命は、あなたがつくるものです。そしてあなたには、夢をかなえる価値があるのです。


そんな言葉がありました。


私も皆さんも、いろいろと迷うこともあれば、自分の価値を見失うこともあるかも知れません。でも、神はアランさんだけのエージェントではなく、私たち一人ひとりのエージェントでもあります。

私たちが、大切な日々のステージで、私たちに与えられた素敵で魅力的な才能を一つ一つ開花させ、豊かで喜びのある毎日を過ごせるように、後押しをしようと手ぐすねをひいて待ち構えているエージェントが天でいつも私たちを見守っているのです。

ただ、それを受け入れるかどうか、それだけが私たちの心が決めるべきことです。

昔、旧約聖書の時代に、モーセと共にエジプトから脱出してきた人々の多くが毒蛇に噛まれたことがあったそうです。(本当かどうかは分かりませんが・・・)

そのとき、モーセが青銅の蛇を掲げて、これを見上げれば癒されると人々に伝えたのですが、多くの人は、見上げること無く死んでいったのだそうです。

なぜ?
なぜ、そんな簡単なことが出来なかったの?

実は、簡単すぎたから、出来なかったのです。
私たちの多くも、大きなことには苦労して取り組みチャレンジして一生懸命に実現しようとしますが、自分に内在する力の存在に「イエス」と言って受け入れることは、あまりにも容易なので無視してしまうのです。でも、その力を受け入れることこそが、喜びに満ちた豊かな人生の始まりなのではないかと私は感じています。そして確かに天は私のエージェントだと信じること、ただ信じて受け入れることが大切なのだと思います。

私たちの中には、人を尊敬する力、人の良いところを見つける力、笑顔、おしゃべり上手、場の空気を盛り上げる上手、聴き上手、読書上手、書き上手、丁寧な人、几帳面、癒しの力、どんなに小さく見えても、実は様々な力があります。世の中の進歩や発見の多くは、そういう小さな力を受け入れて伸びやかに前進したと人々によってなしとげられました。

ノーベル賞を受賞した島津製作所の田中さんの丁寧で緻密な仕事への態度が無ければ、きっとあの大発見はありませんでした。小さなこと、容易に見えることから、実は大きな発見や喜びが生まれてくるのです。

自分に内在する、小さいけれど尊く大きい力を大切にし、自分の心の喜びを大切にして生きていきましょう!心を大切にするということは、すなわち自分を大切にすることであり、それはひいては自分の周りの人たちを大切にすることにもつながるのだと信じて堂々と爽やかに生きていきましょう!

私は今、自分の人生の歩みをそういう風にしてみようと思います。
生き方が大きく変わるかも知れません。
見た目には、そんなに変わらないかも知れません。

でも、他の誰でもない自分の人生を喜びと感謝を持って生きていきたい。
そんな気持ちです。皆さんと出会えて、多くのことを学ばせて頂きながら、これからも前進していきたいと思います。今日は、久しぶりに長々と書きましたが、読んでくださってありがとうございました!

素晴らしい毎日をお過ごしください!

さとし
by up-lift | 2009-10-17 16:07 | メッセージ