おばあの雑炊!と今日の音楽
2010年 03月 26日
じゃないか。
いつ読んでいるのか分からないのですが、今は、朝です。
今朝は、早起きで、朝ご飯はなんと雑炊です。
少しのショウガを加えた雑炊を食べながら、子供の頃おばあが作ってくれた雑炊の味を思い出して、なんとも言えない懐かしさにひたってしまいました。
おばあの雑炊はほんとに美味しかったんです。
雑炊のことを宮古(伊良部島の伊良部)では、ジューシャといいます。沖縄本島ではジューシーですかね?
「さとし〜、ジューシャを作ってあるから、はやく来てたべて〜」
方言の発音が表記できないのが残念ですが、懐かしいおばあの声はいつまでも忘れることができません。幼い頃からず〜っと二人で何度も何度も食べたジューシャ。何度も何度も同じ話を聞きながら、
「おばあのジューシャが一番美味しい!」と言うと
「まいふがあいい〜。いっぱいふぁーだ〜!」(おりこうだね。いっぱいたべて!)
と、嬉しそうに山盛りのジューシャを更に差し出す。
おばあが80代半ばの頃には、「ああ、この話もあと何回聴けるのかなあ。おばあの料理もいつまでこうして食べることができるのかなあ」と、食べながら涙をこらえたこともありました。
戦争で一人息子を亡くしたあと、夫にも先立たれて独り暮らしとなったおばあは、私を実の孫のように可愛がってくれました。実際には、おばあの夫だった方は内の大祖母の甥にあたる方で、一時期は養子として内に入っていたこともあるということで、私とおばあとはまったく関係ない間柄ではなく、孫のように可愛がられても不思議は無い関係ではあったのですが、物心ついたときから親同様の愛情で接してくれたおばあへの感謝は、時を経てもいつまでも変わることはありません。
アメリカ在住で学生の頃、おばあとの思い出を綴った私のエッセイ集「優しい時代」を基に映画専攻だった友人と一緒に脚本を書き、なんとあの黒澤明の事務所へ送ったことがあります。そのとき、巨匠はすでに亡くなっていたのかなあ?息子さんが対応してくれた記憶があります。若さとは恐れ知らずですからすごいですよね。で、結果は、勿論、映画化することはありませんでした。でも、アメリカで読んだ日系の方々は涙涙で感動していましたけどね。いつか、もっと書き直して映画化できたらいいなあと思いますね。戦争が終わっても、その犠牲になった家族はいつまでも終戦を迎えることは出来ず、それでも日々を強く生きていかなければならない。小さな島で生まれ、強く生き抜いた一人の女性の人知れぬ生き様を通して、平和の尊さを考えてもらえたらと思っています。
今日は、両親のために作ったうた「ありがとうの涙」をおばあに捧げたいと思います。
(トリトンさん制作)
今日は、ミニ講演会です。
人材育成や人を活かすリーダーシップを中心に、どんな質問にも臨機応変に応じてみようと思います。楽しみです。
なんだか寒いですが、心はポカポカの良い一日をお過ごしください!
さとし
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