慰霊の日
2008年 06月 24日
沖縄の全戦没者を慰める「慰霊の日」。
1945年のこの日、3カ月近く続いた沖縄での組織的戦闘が終結した。
沖縄の住民の4人に一人がこの戦争で亡くなった。
米軍の呼びかけに応じてガマ(隠れていた洞窟)から出てきた小さな子の震える姿、ぼろぼろの着物姿で震えながら歩いてくるおばあさんの姿。
この時期になるといつも、テレビで沖縄戦の悲劇が放映される。
その度に、いまの沖縄からは想像もできないほどの悲劇がこの島であったのだと改めて深い悲しみを持って思い起こす。
と同時に、犠牲になった多くの方々のためにも、二度と戦争を起こしてはならない起こさせてはならないと、心から強く決意を新たにする。
沖縄の住民たちも、日本兵も、そして米兵も、同じ人間として笑い泣き、家族を思い、友を思い、恋人を思う一人一人が、戦争という悲劇に振り回されてこのような歴史の潮流に飲み込まれてしまった。
なぜ同じ人間同士が、戦争というこんなにも愚かなことをしてしまうのか?
国が悪いのか?
政治が悪いのか?
時のリーダーが悪いのか?
それとも国を思う思いの強さが強すぎたのか?
私は、沖縄を大切に思っています。
私は、日本という国を大切に思っています。
でもそれ以上に、私は、自分という一人の人間を大切に思っています。
そして、自分を大切に思うその心の先に、同じように自分を大切に思っているであろうほかの人々を大切に思っています。
難しいことかもしれないけど、私は、どこの国の人であろうと、どこの地域の人であろうと、この地球という星で生まれ同じときを過ごしてる一人一人を大切にしていきたいと思っています。
地球環境が大きく変動しているこの時期に、私たちは、今一度、共にこの地球で生きていることの意味をよくよく考えてみる必要があるかも知れません。
自然環境や動物たちのことも含めて、人間同士、大切にし合って生きていくことの意味を考え、どうすれば互いに大切にし合っていけるのかということを手探りでもいいから実際に行動に表していくことが必要です。
私は、自分の仕事を通して、あるいは歌や音楽を通して、少しでも出会う一人一人が「さとしに出会えてよかった!歌が聴けて元気になった!」と感じてもらえるように努力していきたいと思っています。ただただみんなが幸せで平和であるように祈りつつ。
今日の言葉
数知れぬ魂が見守るこの島は
ぬち(命)どぅ宝 ぬちどぅ宝と
「平和のうた」うたう
この地を訪れるすべての人々が
心豊かになれるよう
心優しくなるよう
失われた命の教えに従って
共に手をつなごう
心一つにつなごう
平和と愛の島
てぃだ(太陽)ぬ光に輝く
宮里悦子作詞作曲「平和と愛の島」より
世界中に愛が溢れますように!
それを言う前に、まずは、自分を愛でみたさないといけないかな?
どうぞ素晴らしい毎日をお過ごしください!
さとし