小さな島の大きな夢 沖縄伊良部島の子供たち
2009年 03月 20日
イチロー選手も大きなアーチを描くヒットを飛ばしたし、これからが楽しみです。
さて、今日は、先日放送されたNHKの番組についてです。
ちょっと長くてすみませんが、読んでみて下さい!
私の生まれた伊良部島の高校生たちの感動ストーリーが、
なんとNHKにっぽん紀行で特集されました。
島の風景と共に、知ってる顔が何人も映っていて、「ああ、従姉だ!おじさんだ!先生だ!」と
思わず声を上げてしまいました。
伊良部島は、宮古諸島の一つで現在は市町村合併により宮古島市伊良部。
人口は、7000人程度はいるかな?
小学校2校、中学校2校、そして伊良部高校。
私の高校時代は、伊良部高校は存在していなかったので、宮古高校卒です。
宮古島で下宿し、週末に島に戻るという高校生活でした。
番組では、島の高校生たちがバレーボルの全国大会を目指して頑張る姿が
感動的に描かれていました。
時に挫折しそうになりながらも、
幼い頃から切磋琢磨してきた仲間たちと励まし合い練習に励む姿、
なんとも感動しました!
それに親たちの差し入れの凄さ!
「宮古そば」の差し入れには驚きました。
念願かなって、なんと沖縄大会で優勝!
全国大会出場が決まりました。
身長はさほど大きくないのですが、全国屈指のエースのいるこのチーム、
コンビネーションバレーと素晴らしいセッターの力で全国でも暴れてくれると
信じています!
頑張れ、島の後輩たち!
思い起こせば、私の中学高校時代から島はバレーボールが盛んで、
島の大会はさながら国体のような熱気をおびていました。
私も、少しだけバレーボールをしていて、というか部活動に入ったのですが、
身長がなんと1m45cm。
友人と二人、長い間、球拾いと補欠メンバー。
でも、中2の頃から少しずつ伸びて、試合にもちょくちょく出してもらえるようになり、
地区対抗の試合では、左のエースアタッカーにも!
ところが、2度目くらいのエース選出の際、大事な場面で大失敗してしまい、
2度と声がかからなくなりました。
開場中が、私のアタックに注目し、「さとしいけ〜!」「打て〜!」と叫びまくっていたので、
ここで、カッコ良く決めるぞ〜!
と、力が入り過ぎ、ジャンプするのが早過ぎて、
ボールと一緒に地面に落ちてしまいました。
開場中が、ため息と大笑い!
仲間には笑われるは、他の選手には「ボールと一緒に落ちた子だね。ははは」
でも全然悔しくなかったところに、バレーボールに対する私の熱意の程が現れていましたね。
相手チームは、なんと現役の国体代表選手が3人。
勝てるはずが無いのです。
沖縄チームが国体で9人制バレーボールの全国制覇2連覇をしたとき、
なんとその中の4人は伊良部出身。
一人は私の兄。
ということで、小さな島ながらスポーツは凄いのです。
ああ、ちょっと恥ずかしい思い出を思い出してしまいました・・・。
でもま、今となっては懐かしい思い出です。
高校卒業以来、島を離れて飛び回っている私にとっては、島に住んでいた時代というのは
本当に遠い昔のような気もします。
それでも、島のニュースが流れると、良いニュースには心が躍るほど喜び、
悪いニュースには、自分が傷つけられるよな悲しみを感じてしまいます。
番組の中で、高校生たちが泳いでいたあの海は、私が毎日通った海です。
幼稚園の先生は、先生になったばかりで私の担任になった山里先生。
みんな元気で、いつまでもいつまでも美しい島を大切にしていって欲しいと心から願います。
今日の言葉
幼い頃の君の笑顔が空の彼方に浮かんできたら
頑張ったねと微笑んで、ありがとうとささやこう!
さとし「瞳の向こう」から
みんな、自分なりに一生懸命に生きてきたのだから、
幼い頃の自分に、少しは「よくがんばったね」
と言ってあげても良いかも知れません。
人は心の中に、長い間、幼い自分を抱えていることがあります。
「よくがんばったね」「ありがとう」
自分で、認めてあげることで、そのころに抱えた悲しみやつらさから救われることもあります。
勿論、たくさんの喜びや愛情に対する感謝が溢れてくるかもしれません。
島の高校生たちを見ていて、幼い頃の思い出が走馬灯のように浮かびました。
私は、多くの人に支えられて、こうして大人になったのだと改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
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