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ロバート・フロストの詩 & 今日の音楽「時代」

夏の間バーモント州の大学で教えていたころ、ロバート・フロスト(アメリカの詩人)が社会から離れ、文明の力に頼らず一人で住んでいたという森(林)に友人と二人で出かけたことがあります。

都会の喧噪から離れフロストが住んでいたという林の小道の途中には、彼の詩の数々が書かれていて、なんだか彼に語りかけられながら歩いているような気分になりました。

フロストの有名な詩の一つに

THE ROAD NOT TAKEN(行かなかった道)

というのがあります。

詩の中で、二つの道が出てきて、
その前に立った作者(誰か)は、長い間考えます。

そして、

「それからもう一方の道を眺めた

同じくらい美しかった

こちらのほうが私の心を捉えた

なぜならそれは草に覆われ踏み均されていない道だったからだ

私がそこを通れば踏み均されてしまうわけだけど」

作者は、多分、彼の心を捉えたであろう一つの道を選び最後はこう言いいます。

「溜め息とともに これだけは言える

遠い遠い未来のどこかで

森の中 道は二手に分かれている

そして私は、、、

そして私は 誰彼もが選ばない道を選んできたのだ

そのことが どれだけ大きく私の人生を変えたことかと」


生きて行く中では、意識的にしろ無意識でにしろ、いくつかの選択肢の中で
小さな分岐点での選択をしながら自分の道を歩んで行きます。
人生のある時点で、「ああ、あの道を選んでいたらどうだったのだろうか」と
思うこともあれば、「あのときあの道を選んだことが、こういう人生のドラマにつながったのだ」と思うこともあるでしょう。

それは、「後悔」なのかそれとも「それで良かった」なのか。
きっと、自分の見方次第でどちらにでもなり得るでしょう。

私は、自分が選んで来た道は、きっと自分だけに必要な大切な道だったのだと思うことにしています。客観的には「アンポンタン」(語彙が浮かばない・・)な選択だったようなことも、 それはそれで、そのときの自分のべストチョイスだったのだと。人の行かない道を選択し、自ら厳しい道を選んだことも、あれはやはりあのときのベストチョイスだったのだと。

自分のチョイスではなく、ある種強制的な人生の選択を押し付けられたようなときもありますが、それは一連の自分の選択の結果招いたことだったのか、あるいは天の采配で与えられた経験だったのかそれは何とも言えません。ただ、それもやはりそのときそのときを生きている自分にとって大切なベストだったのでしょう。

今日は、フロストの詩に思いを馳せながら、この歌を聴いてみてください。

今日の音楽: 「時代」 中島みゆき




今日の言葉 

THE ROAD NOT TAKEN              
Robert Frost


Two roads diverged in yellow wood,

And sorry I could not travel both
And be one traveler,
long I stood
And looked down one as far as I could

To where it bent in the undergrowth;



Then took the other, as just as fair,

And having perhaps the better claim,

Because it was grassy and wanted wear;

Though as for that, the passing there

Had worn them really about the same,



And both that morning equally lay

In leaves no step had trodden black.

Oh, I kept the first for another day!

Yet knowing how way leads on to way,

I boubted if I should ever come back.



I shall be telling this with a sigh

Somewhere ages and ages hence;

Two roads diverged in a wood, and I ---

I took the one less traveled by,

And that has made all the difference.


行かなかった道(訳詩)
ロバート・フロスト(訳不詳)

黄色く染まった森の中で 
道が二つに分かれていた

残念だが二つ道を行くことはできなかった

長い間立ち止まって
私は一方の道を眺めていた

下生えの中 曲がっている道を

どこまで続くかできるだけ遠くまで



それからもう一方の道を眺めた

同じくらい美しかった

こちらのほうが私の心を捉えた

なぜならそれは草に覆われ踏み均されていない道だったからだ

私がそこを通れば踏み均されてしまうわけだけど



二つの道は 同じ様に私の前に横たわっていた

誰の足跡もないままに

こんな風に考えていても 
もう同じ場所には戻って来ないだろうことも知っていた



溜め息とともに これだけは言える

遠い遠い未来のどこかで

森の中 道は二手に分かれている

そして私は、、、

そして私は 誰彼もが選ばない道を選んできたのだ

そのことが どれだけ大きく私の人生を変えたことかと





それぞれの人生、過去を振り返ればいろいろと思うところはあるでしょう。
でも、人生はいつも「今」ここからのスタートだし、
「今」を最高に充実したものにすることの方が、最も大切なことだと思います。
素敵な毎日を過ごして行きましょうね。

今日は、小さな講演会です。
いい出会いの中で、充実した楽しい時間が過ごせますように!

さとし


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by up-lift | 2010-04-11 07:38 | メッセージ

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