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新里聡 の「人生、気づきと学びの散歩道」

今日の一日が、元気で、平安に満ちた心軽やかな日になりますように!


by up-lift

愛犬 オハナ物語


ハワイでは、オハナは、ファミリー(家族)という意味だそうです。

先日、目の前で突然ご主人を亡くした犬のオハナのことがテレビで放送されていました。

オハナのご主人は、若い方でしたが心臓が弱かったようで、とりわけオハナをかわいがりオハナと二人で暮らしていました。どこへ行くのも一緒で、公園へ行ったり海へ行ったり、いつも一緒に過ごしてきたのです。

ところが、ある日突然、ご主人は夜中にトイレに立ったまま戻ってこない。心配したオハナが行ってみると、床に倒れたままのご主人がいました。どうしていいか分からなくなったオハナは、何度も身体を揺さぶり顔をなめますが結局ご主人はそのまま永遠の眠りについてしまいます。

その夜から五日後、ご主人の家族により発見されますが、そのときはオハナ自身も弱り果て、ご主人の家族の元へと引き取られていくことになりました。

その後、家族のみなさんは、死後五日間も発見出来なかったことを悔やみ、早く連絡していれば早く行ってあげれば助かったのではないかと自分を責め続ける日々を過ごすことになってしまいます。

オハナ自身も、まだ五歳の若さにも関わらず、ご主人が亡くなってからは顔も真っ白になり老犬のようになるほど衰弱してしまっていました。

なんとしても、何があったか知りたい。

家族の思いは、その日そこにいたオハナに尋ねる以外に方法はないとオハナとのコミュニケーションをとることで一致します。

そこで、アメリカ人アニマルコミュニケーターの方を通してオハナの思いやその日何が起こったのか聴いてみるという番組に出演することになります。

コミュニケーターの

皆さん、なぜ○○さんがオハナと名付けたか知っていましたか?

との問いに、皆さん「ファミリー」という意味だとうなづきます。

そうです。ハワイではオハナはファミリーです。○○さんは、家族を凄く大切にしていたんですね。

オハナは、とにかくご主人のことが大好きだったのです。公園や海やいろいろなところへ連れて行ってくれたと言っています。それに大声で笑うご主人が大好きだったと。大声で笑う方だったのですか?

皆さん「はい」

その夜、夜中にご主人の声がしたので、オハナがベットまで行ってみるとご主人が起きて「大丈夫だよ。そこで待っていなさい」と言ってトイレへ向かったのだそうです。

しばらくして大きな音がしたのですが、「そこで待て」と言われたのでしばらく待っていたのですが、いつまでも戻らないので心配になり行ってみると、そこには床に倒れたご主人がいたそうです。

何度も顔を舐め、起こそうとしましたがまったく動かず、だんだん身体が冷えてきたので心配になり、ご主人の身体に覆いかぶさるようにして身体を温めようとしました。そして何度も顔を舐めましたが、それでもご主人は二度と動くことはありませんでした。

時間が過ぎ、水道の蛇口に口をあてて舐めてみましたが数滴しか流れず、咽もからからになりましたが、それでもオハナはご主人顔を舐め続けました。

オハナは、皆さんに「助けられなくてごめんなさい」と言っていますよ。

いまでも、皆さんがバスルームへ行く時はついていきませんか?

皆さん「はい、いつもついてきて入ろうとするんです」

オハナは、心配なんです。
「待っていなさい」と言われて待っていたら、ご主人が戻ってこなかったことで皆さんのことを心配しているんです。

皆さん「オハナ・・・、もう大丈夫だよ。よくやったんだから」


私が記憶している言葉を並べただけなので、話は前後していると思いますが、そんなやりとりのあった番組でした。涙無しでは見られない番組でしたが、ご主人が名付けたオハナの名前の通り、家族はオハナによって救われ一つの素晴らしいファミリーになりました。オハナ、ほんとによく頑張ったね。私もそう思いました。

子供の頃、私も犬と共に育ちました。
ドリトル先生という動物と会話が出来るお医者さんのお話に夢中になり、羽仁進のアフリカ動物記だったかを読み獣医になろうかと思っていた頃もありました。家には、犬、猿、ウサギ、豚、ねこ、インコ、鷹、いろいろいた時期がありましたね。まるで桃太郎です。

でも、いつも動物のことばかり心配して他のことが出来ないし、犬が亡くなったりすると家族みんな目がはれるまで泣いて悲しむので、結局動物を飼うことは止めることにして、出来るだけ動物を避けて生きてきました。

でも、今回のオハナ、ほんとに泣きました。
動物は、話が出来ないから、その分ストレスも大きいのでしょうね。
何も語れない自分の思いを察してくれるご主人の愛情に、最大限の愛情を持って接することを一番の喜びとしてオハナは生きていたのでしょう。

ゴールデンに輝いていたオハナの毛は老犬のように真っ白になり、オハナの悲しみが体中から伝わってくるようでした。それでも何も言わず、他の家族を心配し続けるオハナ。

私には、すべての犬や動物を大切にする愛の力も意志の強さもありませんが、これからは今までより少しでも動物を命を大切にしていきたいと思います。

どうぞよい毎日をお過ごしください!

さとし



愛犬 オハナ物語_c0048713_17135380.jpgアップリフト リーダーシップセンター情報

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by up-lift | 2010-06-24 12:30 | メッセージ