放てば手に満てり
2011年 07月 17日
手ばなさなければ新しいものは入ってこない。
と、いうような意味でとらえることも出来そうですが、
私がこの言葉をはじめて見たときに感じたのは、
人間本来の豊かさでした。
一つのことやものに心がとらわれると、人はその時点で既に自分の心に境界を定め執着したものだけを所有したいあるいは所有していると思い込んでしまう。
しかし、執着している目の前のことから目を転じ心を離して大空を仰ぐだけで、人間はその大空を自分のものにすることが出来る。自分の経験に基づく知識では計り知ることの出来ない星々のいとなみに心を馳せるだけで、目の前に広がる奇跡に触れることが出来る。
そして、そういう思いで人々や自然、そして他の命あるものを見つめるときに、これまでとは違った愛しさで満たされる。すべてはつながっており、私はこれほどまでに豊かな命と共に生きていたのだという豊かな思いに満たされる。
放てば手に満てり
この言葉は、
何かを所有するものを手放せば新しい何かに満たされるという物質的な所有云々というよりも、本来の人間の豊かさに立ち返らせてくれるそういう宇宙的な広がりを持ったことばのように感じます。道元禅師の語った本来の意味とは違うのかも知れませんが、これは私の感じた「放てば手に満てり」ということで、大切にしていきたいと思います。
近況:
昨日、若いリーダー対象のスペシャルセミナー第一回目を終えました。
私は、とても楽しかった!
ゲストには、ジョイントの比嘉社長に来て頂きセミナーの最初から最後まで、そして交流会にも参加して頂き本当にありがたかったです。
楽しい宿題もいっぱい出しましたが、ワクワク出来る宿題なので必ず日々の生活を豊かにしてくれるはずです。参加者の一人ヒロは、早く家に帰って宿題をするのが楽しみだし、来月ではなく来週にでもセミナーをして欲しいとキラキラ目を輝かせていました。
若くのびやかな皆さんの今が輝けるものとなるよう応援しています!
また来月会いましょう!
さとし