アラン・コーエン&中野裕弓ジョイント講演・セミナー
2006年 05月 30日
素晴らしい講演と研修でした!
スピリチュアリティーベースの講演や研修ということでしたが、私にとっては、生き方や考え方、人間関係をテーマにしたとても身近な内容構成でした。それに二人のコラボレーションの見事なことは、まさに圧巻でした!講演研修のプロ同士の力の相乗効果を見たという感じでしたね。それに、穴口恵子さんの通訳も抜群でした!
中野さんは、企業の人事で20年に渡ってリーダーシップを発揮してきただけあって、企業内の問題やその解決策などの話題も豊富。世界銀行時代の話などは非常に楽しくもあり、身につまされるようなものでもありで参考になるものばかりでした。それに、中野さんの話の上手さ!的確さ!勉強になりました。あと、とてもかわいらしい人だなと改めて思いました。
アランさんは、本を読まれたことのある方は、その素晴らしさを理解できると思いますが、全く威圧感のない深みのある素晴らしい話で参加者を引き付けていました。優しさに満ちた内容の経験談や事例の紹介は、まるで映像を見ているかのように分かり易く、「なるほど!」と思うようなものばかりでした。
中野裕美ホームページ:http://www.romi-nakano.com/
アラン・コーエン ジャパン:http://www.alancohen-japan.com/
それにしても、やはり人生というのは不思議なものです。去年、東京へ向かう飛行機の中でアランさんの本「人生の答えはいつも私の中にある」を読み感動し、「この人には、是非会ってみたい!きっと親しい友達になりたい」などと願っていたら、友人の紹介で中野裕美さんと出会い、彼女を通して、こうしてアランさんと会うことができ、研修の後、居酒屋で一緒にいろいろなことを語り合う時間が持て、とても親しみを感じました。
なんだか、こういうことを書くと、さとしもいよいよスピリチュアル系になってきたのかな?と思われるかも知れませんが、私は、昔から「人は自分が思ったような人になる!」とか「念ずれば花開く!」とか「ありがとう!の持つ力」とか、自分の人生を豊かにすると言われる言葉には、結構素直に従っています。ま、いろいろなことが現実化するのは、友人たちのお蔭様ですけどね。
今日の言葉:
15分の価値を知る!
アランさんの話の中に、ピカソの話が出てきました。
実話かどうかはたしかではありませんが、ある人がピカソに会い、どうしても自分の自画像を書いて欲しいと頼んだのだそうです。
そこで、ピカソは「分かりました!」と引き受け、その方の自画像を15分ほどで、描き上げたた。
すると、依頼した方は、「ピカソに、自画像を書いてもらうなんて、私しかいない!」と感激、感動し、「ところで金額は?」ときりだします。
かの有名なピカソに描いてもらったのだからさぞ高いだろうとは思いつつも、たった15分で描き上げたのだからという気持ちも持ちながらピカソに尋ねたのです。
するとピカソは、数百万という値段を依頼者に伝えます。
「でも、たった15分で描いたじゃないですか?」
そこでピカソは言います。「15分で描いたその絵の中に、私の80年が凝縮されているのです」。
ちょっと、数字や言葉が確かではないのですが、ここで言われていることの意味は伝わりますよね。
私たちは、歌にしても演劇にしても、文章にしても、人の話にしても、誰かのアドバイスにしても、技術にしても、相手が、いとも簡単に物事をやってのけると、「たったそれだけで、なぜ、お金を取るの?」と、考えてしまうことがあります。
しかし、いま聴いている歌がうたわれるまでに、その歌に出会うまでに、その歌手がたどってきた人生の全ての経験や学び、苦労が全てその4分ほどの一曲に凝縮されているのだと思うと、本当はお金では払えないほどの価値のあるものかも知れないのです。
勿論、同じ15分でも、その15分を価値ある15分だと言えるには、それなりの生き方というものが必要でしょう。15分の価値を知ることと、15分の価値を創り出すこと、どちらも大切なような気がします。
たった15分されど価値ある15分。今回は、中野さんやアランさんの人生が凝縮された素晴らしい講演や研修を短い時間で一気に体感させていただいて、まさにラッキーでした!
では、長くなりましたが、皆さんお元気で、素晴らしい出来事を自ら引き寄せ、自ら創造し、魅力ある毎日をお過ごしください!
※研修で出会った皆様も、お会いできて本当に良かったです!これからもよろしくお願いいたします!
さとし