報道
2006年 06月 02日
昼は、かなり蒸暑いけど、夜は意外とひんやりしますね。
報道!
最近、毎日いろいろと動き回っていて、テレビやら新聞やら観る・読む機会が全くありませんでした。
毎日嫌なニュースばかりなので、意図的に見ないようにしていたという向きもありますが、昨日、久しぶりにテレビや新聞に目を通したら、恐ろしい事件や災害の記事ばかり。驚きました。
いったいどうなっているのだろうかと、重い気持ちになってしまいました。ジャワ島の地震のことも、全く知りませんでした。新聞もテレビも見ないとこうなるのでしょうかね。
ジャワ島では、日本からも支援活動のために多くの方々が行っているようで、ほんとうに頭が下がります。気をつけて、頑張ってきて欲しいと願います!(願ってるだけじゃダメかな?)
報道のあり方については、ニュースとしてはいいのですが、やはりワイドショーの犯罪事件の取り扱い方は、度を過ぎているような気がしますね。事件の背景を知らせるのは、いいとしても、そのために個人のプライベートなことまで公に明かすとなると、国家権力以上に恐ろしい気がします。勿論、素晴らしい番組内容の部分もありますが、社会的な影響についてもっと考えた番組を作っていって欲しいものです。
米国でも犯罪は減っているのに、犯罪報道は倍以上も増えているといいますが、結局は視聴者にも問題があるのでしょう。これからは、自分の気持ちの幸せのためにも出来るだけ、いい番組を選んで見、いい情報に触れるようにしていきましょう!
私の場合は、テレビは、自分が気に入ったものを録画して観ることが多いですし、新聞もビジネス欄や社説は、切り取ったりもしますが、社会面には軽くしか目を通しません。もっとも最近は、新聞を、一週間分まとめて読むことが多いので、毎日の生活には影響を及ぼさないようになっています。ニュースとかを聞かない一日は、すごく充実しますよ!勿論、バランスが大切ですけどね。
本当は、報道については言論の自由など、憲法についてもいろいろと書いてあるのですが、ブログではこのくらいにしときます。
今日の言葉
隻手音声(せきしゅのおんじょう)
「声なき声を聴く」という禅のことばです。
隻手とは片手という意味ですから、片手の音を聞けというのです。
両手を叩かなければでない手の音を、片手からでも聴き取れる。それは、表面的な現象だけではなくその裏にある真実に気づくこと、配慮すること、そういうことにつながるのではないでしょうか。
怒りの裏には、悲しみがあり、冷たさの裏には、傷がある。
人間の心は、幾重にも積み重なった苦しみから自らを守るために、頑丈な鎧をまとうことがあります。もし私が、その鎧の向こうを見ることが出来れば、その向こうにある心の声を聞くことが出来れば、他の人に対して、もっと違った接し方が出来るのかも知れません。しかし、実際はなかなか難しい。自分自身の鎧さえもはずすことが出来ずにいるのですから。
でも、他の人や自分自身を批判したり裁いたりすることなく、穏やかに、静かに、見えない心に耳を傾けるとき、少しずつ鎧ははずされ、心はなぐさめられていくような気がします。
「隻手音声」、まずは、静かに自分自身の心の声を聴いてみましょう!
では、穏やかな良い一日をお過ごしください!
平常心!と感謝の心で、今日も素晴らしい一日になります!
さとし