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新里聡 の「人生、気づきと学びの散歩道」

今日の一日が、元気で、平安に満ちた心軽やかな日になりますように!


by up-lift

にっぽん家族の肖像 ふるさとを思う!

ご無沙汰です!

研修が終わり、年末調整の資料提出や税金の支払いなど事務的な仕事と研修開発を進めてきました。なぜか年末は、やっぱり忙しくなるんですよね。12月は、研修のほかにコンサートもあるし、楽しみです!

NHKで、にっぽん家族の肖像 という番組があるのですが、それに石垣(八重山)の明石に農地開拓かなにかで入植し、子供5人を抱えて頑張ってきた「おばあ」と家族の様子が特集されていました。途中からみた番組だったのですが、涙がとまりませんでした。

戦中戦後と子供五人を抱えて一人で生き抜いたおばあの姿は、私のまわりにいたおじいやおばあたちと重なるところがあり、いろいろなことを思い出してしまいました。

番組の中で、おばあ曰く
「幸せだったとは言えないけど、強く生きてきたという証はあるからいいと思っている」

静かなまなざしでつぶやく一言の中に、おばあの苦労や後悔のない凛とした生き方が見えて、感動しました。

それにお孫さんのおばあを思う気持ちの温かさ。
おばあがたどってきた道を知ろうとする姿、自らも農業をしながら、おばあの思いを確認する姿。「いろいろつらかったかもしれないけれど、私は知っているから」とおばあの苦労があってこそ、今の自分があるのだと涙を拭きつつ語る姿。日本の果ての小さな島に生きる温かい人々の思いに触れて、自分のふるさとに思いを馳せずにはいられませんでした。

私は、ほんとうにいい人たちの中で育ちました。
笑い泣きする隣の「にいにい」や「ねえねえ」、おじさんやおばさん、おじいやおばあ。なにか特別な料理を作るとかならず隣近所に届ける。みんな一つの家族のようでした。子供の犬が死んでしまったといって、どうやって子供にそのことを知らせようかと心配しているおじさんおばさん。みんなで畑に出て、さとうきびを植えたり、収穫したり、落花生の収穫に大きな袋を担いで競争して収穫したり。大変だったけど楽しかったし、ほんとにみんな素朴で優しかった。

時が流れて、あの人もこの人もいなくなっていく寂しさは、本当に口では言い表せないものがあります。でも、一人ひとりの生きた証は、いまもなおこうして私の心の中にあるし、彼らの苦労や喜びや悲しみから生まれた優しさは、けっして消えることはない。

いろいろなことが起こる最近の状況の中で、どんなことがあってもふるさとを大切にして行かなければ思う今日この頃です。

八重山のおばあのことば、「強く生きてきたという証はあるから」、私自身の生きた証は何なのか、そんなことはどうでもよくて、今をただ一生懸命に輝いて生きればいいのか、そんなことを思いつつ過ぎ去った日々のふるさとのこと、優しかった大切な人たちのことを思い出しました。

にっぽん家族の肖像 ふるさとを思う!_c0048713_21161728.jpg


今日の言葉

瞳の向こう

幼い頃の君の笑顔が
空の彼方に浮かんできたら
「頑張ったね」と、微笑んで
「ありがとう」と、ささやこう

生きることに疲れたときは
静かにそっと目を閉じて
ひといきついて微笑んで
遠くの空を見つめてみよう

晴れた空には、太陽が
雨の空には、雲たちが

優しく君をつつんでくれる
どんなにつらいときにでも
ひとりじゃないよとささやきかける
だからだから僕は伝えたい

ひとりぼっちで歩く夜
涙が頬にこぼれてきたら
「泣いてもいいよ」と微笑んで
「大丈夫だよ」とつぶやこう

誰か恋しくて寂しい夜
悲しみ胸に溢れてきたら
空を見上げて微笑んで
星に願いを伝えよう

空を仰いで爽やかに
生きてくことをあきらめないで
幼い君の瞳の向こう
あなたを愛した人たちの
優しい笑顔が見つめてる
だから だからこれからも

優しく君をつつんでくれる
どんなにつらい時にでも
ひとりじゃないよとささやきかける
だから だから僕は伝えたい


CD「Niraiの空」より
作詞 さとし

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CD「Niraiの空」注文ページ

by up-lift | 2007-11-28 10:09 | 癒し