アラン・コーエンさん
2008年 06月 09日
昨晩、久しぶりにアラン・コーエンさんとお会いしました。
なんと宮古島でアランさんのセミナーがあったとのこと。
私は、スケジュールが合わず宮古までは行けなかったので、せっかく故郷でセミナーを開催してくれているのに会うことすら出来ないなあと残念に思っていました。
ところが、航空会社がストライキ!
宮古島での研修を終えたアランさんの予定が変更になり沖縄本島へ来ることに。
そして、今回の再会となったわけです。
相変わらず穏やかで、にこにこしていて何ともいい感じ。
「アランさんはいつもCalm穏やかにしているけど、あまりストレスを感じないですか?」
と尋ねると、
「勿論、時々はストレスを感じるけど、それほどでもないかな」
とのこと。
秘訣を尋ねると、
やはりmeditation瞑想にあるようです。
瞑想というと、「宗教ですか?」と笑う人もいますが、
(宗教は笑うものではないのですが...)
一日の始まりに、心を静かにさせ、心に調和をもたらす時間を持つということはとても大切なことのように思いますね。
私のように「瀬戸際の魔術師」などと呼ばれて喜んで、最近では誇りにすら思って自慢しながら、いつもぱたぱたしている人間には、まさに瞑想が必要不可欠かも知れません!
今回アランさんに会って、今日から早速瞑想をスタートし、穏やかで余裕タップリの人間に生まれ変わろうと100回目くらいの決意を新たにしています。
ま、何度でも決意して試していればいつか習慣になるのではと....。
数年前、飛行機の中で一気に読んだアランさんの著書「人生の答えはいつも私の中にある」は、いまでも私にとっては人生の節目に出会った大切な一冊!彼の著書はいずれも内容が深く、見識の高さと感性の鋭さ、そして人に対する優しさを感じさせます。
彼の穏やかさの原点は、単に瞑想だけにあるのではなく、人に対する優しさ、まさに人を大切に思う彼の心の方向性にあるのではないかと思います。
彼と話していると、まったく気負いが無いし、比較や競争、自分だけが目立とうなどというギラギラ感が全くありません。ただ、そこにいる人や出会った人を大切にしているというその雰囲気だけがただよっているのです。
私は、誰に対しても特別に凄い人だとか完璧な人だなどと思うことはありませんし、ましてや崇拝するようなこともありません。それはアランさんに対してもそうです。ただ、できればこれからも大切な先輩として、そして友として多くのことを学ばせていただけたらと思っています。
貴重な本を書いてくださった方とこうして直接お会いし親しくお話が出来る幸運に心から感謝です!
今日の言葉
以前、アランさんの話の中に、穴のあいたバケツで水を汲むおばあさんのお話がありました。
お年寄りには長いと思えるような坂道を水をくむために下って行き、バケツに水を満たして元来た道を戻るという大変不便な生活をしていたおばあさん。
よく見るとバケツの片側に穴があいていてチョボチョボと水が漏れている。せっかくバケツ一杯にくんだ水が家に着く頃には半分に減ってしまっている。
通りがかった人が、「おばあさん、あなたのバケツには穴があいていますよ。それでは、せっかくの水がこぼれてしまいますよ」と親切に言葉をかけると。
「これでいいのです」
「このバケツに穴があいていたお陰で、ご覧なさい!道の片側にはきれいな花がたくさん咲いているでしょ!」
一見すると、欠点や欠陥のように見えることでも、意外とそのお陰でたくさんの喜びを得ていることもあるかも知れません。ちょっと見方を変えてみるだけで、同じことが違う表情を見せてくれる。そんなことが私の人生にもたびたびあります。
どうぞ、良い一日を!
さとし